8月9日~11日にかけてクリエイティブ・スペース赤れんがで開館30周年記念事業「赤れんがのあゆみ展」が開催されました。
同館は本年5月に開館30周年を迎えています。本展では赤れんがの歩みについて新聞記事や古写真などでパネル展示を行っていました。
中央には県立図書館時代の赤れんがが見えます。
赤れんがは元々は県立図書館の書庫として大正7年に建設されました。
その後県教育会館として活用されていましたが取り壊されることが決定します。
しかし、市民の皆さんから保存再生運動が起り山口市が改修して、芸術文化活動の拠点として用いられました。
財源には一億円の創生事業が使われたようです。
中央には県が「文化団体が維持管理を」として保存について山口県の回答が掲載されています。
財源にはふるさと創生事業の予算が使われました。
赤れんがもそうですが、十朋亭維新館や山口市菜香亭も市民の皆様の声によって残されていますね。
そして、「クリエイティブ・スペース赤れんが」として行われてきた行事の写真が展示されていました。
写真は開館25周年記念事業新村則人デザイン展です。
写真は2021年の様子です。コロナ禍でも赤れんがはでは多くの文化活動が行われていました。
「古い家のない町は、思い出のない人間と同じ」という言葉を聞いたことがあります。
建築物全てを残すことは難しいですが、可能な限り残し活用することが今求められているのではないでしょうか。
クリエイティブ・スペース赤れんがの益々の発展をお祈りします。