4月5日~7月17日にかけて十朋亭維新館にて
企画展「小郡庄屋同盟 市内南部の指導者(リーダー)たち」が開催されています。
小郡は大田・絵堂の戦いの際、小郡宰判の庄屋たちが諸隊側に味方をして援助を行っています。
今年は大田・絵堂の直前である功山寺決起160年にあたります。
小郡宰判は現在の山口市南部と宇部市・防府市の一部を含む広域であり
写真にもある様に多くの庄屋たちがいました。
リーダー格である林勇蔵は小郡宰判の大庄屋として庄屋たちをまとめて一致団結させ、諸隊の勝利に貢献しました。
彼は日記を残しており、原本は山口大学図書館にあり、その一部は翻刻・刊行されています。
維新後には地租改正や椹野川の改修にも関わっています。
小郡は交通の要衝であるため、他国者を入れないように関門を設けて
きびしく取り締まりました。もっとも、関門がよく機能したのは
維新後の脱隊事件(脱隊騒動)だったそうです。
4月26日~5月22日のおよそ一カ月間にかけて「手鑑萬代帖」の実物が展示されていました。
6月18日にはギャラリートークもあるのでご興味のある方は是非とも訪れてみてはいかがでしょうか。