その他山口市内の地域資源
山口市阿東にある徳佐八幡宮は、大内満盛(弘世の5代前)が1182(寿永元)年に宇佐八幡宮から勧請したもので、中殿に八幡大神、右殿に宗像三神、左殿に祓神と医薬神を奉鎮しています。
1679(延宝7)年に社殿が全焼し、翌年、萩藩主毛利綱広により現在地に社殿が造営され遷座しました。
徳佐八幡宮の参道約370メートルは4月上旬から中旬にかけて見事な桜並木になり大変賑わいます。
この桜は1825(文政8)年に氏子有志によって植栽されたと伝えられ、昭和9年12月28日に「名勝徳佐桜」として国の文化財指定を受けました。指定当時の「徳佐桜」はシダレザクラとヒガンザクラを混植した全国でも珍しい桜並木でした。
その後、老木となり多くの桜が枯死したため、昭和31年に国の文化財指定は解除されますが、地元有志によって、従来の種のみならずソメイヨシノ、里桜、八重桜などを補植し、老木から実生や接木によって増植し、「徳佐桜」となるように努力を重ね、昭和47年に阿東町指定(現在市指定)天然記念物となりました。
令和4年に、再び国指定名勝に指定されました。
西日本随一のしだれ桜と言われています。
例年4月、桜の満開時期に合わせて「桜まつり」が行われています。
所在地 | 山口市阿東徳佐中3673 |
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アクセス | JR山口線徳佐駅より徒歩約5分 |
駐車場 | - |