フランシスコ・サビエルが日本に来たのは天文18年(1549)です。天文20年(1551)7月山口で布教を始め、9月には大分へ移っています。
サビエルがいなくなったあとも山口では他の司祭による布教活動がつづき、天文21年(1552)山口で、日本最初のクリスマスが祝われました。
フロイスが著した「日本史」の第一部八章にははっきりと、山口において日本で初めて降誕祭の祝いが催されたと書かれてあります。
そのことは当時の弥蘇会士日本通信にのっています。
曰く、1552年の降誕祭の日に弥撤を歌い、良い声ではないけれどキリシタンの人たちはこれを聞いておおいに喜んだ。その日は一晩中基督一代記を語り、6回弥撤を行い、これを行う理由を説明した、と。
参考文献:
「山口県史史料編中世1(山口県 1996)」