6月3日(金)~26日(日)に山口ふるさと伝承総合センターにて 高木直哉氏&近藤一義氏「2人の展示会」が行われていました。
今回はジオラマの展示であり、ジオラマ教室も6月11日(土)、6月18日(土)、6月25日(土)と3回も行われました。
ジオラマの語源は仏語で、明治時代に日本に伝わったとされています。
意味は
1.立体模型。ミニチュアの人物や物と背景をと組み合わせ、ある場面を立体的に現すもの
2.遠近法を用いた背景画の前に人物・動物などの立体模型を置いて証明し、窓からのぞくと実際の光景のように見えるようにした装置・見せ物。
一般的に使うのは1の方で知られてはないでしょうか。
それでは作品の一部を見ていきましょう。
こちらは赤穂事件(いわゆる「忠臣蔵」)の吉良邸討ち入りのクライマックスシーン、吉良上野介が炭小屋から引き出される場面ですね。
赤穂事件は山口県にも縁があり、長府藩毛利綱元は赤穂浪士のうち岡嶋八十右衛門・武林唯七ら計10人を麻布上屋敷(現六本木ヒルズ内の毛利庭園)に預かり、切腹させています。
※ちなみに綱元は赤穂浪士を罪人として扱った上、浪士との併葬を拒否し(父の秀元は泉岳寺に葬られている)、国元で葬るように指示を出したそうです。
こちらはビートルズ来日(1966年6月29日)のものですね。
その隣にはマッカーサーが厚木基地に進駐してきたものです(1945年8月30日)
また、こちらは戦車などが勇壮にあるシーンです。
この様に軍事関連が趣味として扱われている状況は平和である証拠です。平和でなければ楽しめません。