2月4日(土)山口県教育会館で金沢大学教授平瀬直樹氏による
講演会「大内義弘と室町幕府」が開催されました。
平瀬氏はミネルヴァ書房から『大内義弘―天命を奉り暴乱を討つ』を上梓されています。
大内義弘は南北朝から室町時代の大内氏当主であり、明徳の乱で活躍しますが、
応永の乱で足利義満に滅ぼされた守護大名として知られています。
資料を見ると足利義満や今川了俊といった幕府政治に
大きく関わった人物との関係で話が進んでいます。
当初は友好的であり破格の待遇であった足利義満との関係も、
南北朝合一後は徐々に悪化していき、最終的には応永の乱で滅ぼされます。
当日はこのように多くの人が参加されており、
大内氏に対する興味が大きいことが分かります。
大内氏研究のさらなる深化が望まれます。
来年度以降も、このような講演会を希望します。