大内文化まちづくり~甦れ歴史空間~|山口県山口市

企画展 「撫育方と越荷方~長州藩の資産運用~」

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十朋亭維新館(山口市下竪小路)では4月3日(水)から7月1日(月)まで、
企画展「撫育方と越荷方~長州藩の資産運用」が開催されています。

幕末、尊王攘夷・倒幕を藩是として明治維新に突き進んでいった長州藩。

その推進に当たって、様々な優れた人材を輩出したこともさることながら、幕末に大量の銃器・軍艦等の購入を可能にした藩の経済力がどこから来たのか、また、その中で山口の豪商・萬代家が果たした役割はどのようなものだったのかを、この企画展により興味深く学ぶことができます。

 藩は、18世紀中頃の宝暦検地による増収分(約4万石)を特別会計(通常の会計とは切り離したもの)として「撫育方」(ぶいくかた)を設け、新田開発(田畑、塩田)・港湾整備などの事業を展開していきました。

その後、19世紀中頃に「越荷方」(こしにがた)がこの事業の一環として設立されました。「 越荷」とは北前船をはじめとする他国廻船のもたらす商品のことで、「越荷方」は馬関(下関)を中心にこれら商品を抵当とする資金の貸付けや委託販売・倉庫業などを行ったのでした。

民間の力も借りて、公共事業や金融事業等に取り組みながら、いわゆる「埋蔵金」を増やしつつ、有事に備えていくという歴史を見ると、さすが長州という感じがします。

萬代家も慶応2年(1866)に越荷方会所を引き受け、山口で重要な役割を担い、  現在に残る十朋亭も唐物(輸入品)の販売や御法度の銃の密輸などの舞台となったようです。

維新の経済史、裏面史的な側面が学べる各種展示がありますので、ぜひご観覧ください。


山口越荷方会所の看板


山口越荷方銀子箱(金庫のようなもの)

 

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