大内文化まちづくり~甦れ歴史空間~|山口県山口市

企画展「十朋亭主・萬代利兵衛と山口の維新」

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令和3年3月31日(水)~令和3年5月24日(月)まで十朋亭維新館にて企画展「十朋亭主・萬代利兵衛と山口の維新~廃藩置県150年記念~」が開催されています。観覧料金は高校生以上の大人200円、小中学生100円です。

萬代家は醤油醸造業だけでなく藩に献金などを行っていました。安政3年12月、利兵衛はすでに20年間も藩の務めを果たし、献金を行った功績で、孫の代までの上下着用と本人限りの苗字名乗りを認められています。

利兵衛は藩だけでなく、町の人々のことも考えていました。写真は米を供出することで町内の貧困者を救ったとして県から表彰と褒美25銭を受けています。この様な所からも地域の世話役という一面が見て取れます。

慶応2年3月には萬代家に藩の越荷方会所が置かれ用達に任じられたとされています。看板の字は富永有隣が記したようです。富永は脱隊騒動や国木田独歩『富岡先生』のモデルで知られています。

萬代利兵衛輔徳は多くの維新志士との交流がありました。

このページでは伊藤博文関係のものを紹介したいと思います。

写真は明治天皇から伊藤に下賜された京焼の酒器です。伊藤はこの酒器を利兵衛に贈っています。箱には「伊藤春畝公ヨリ頂戴」と記されています。

伊藤が利兵衛の長寿を願うとともに萬代家の益々の発展を願って揮毫した軸です。

この他、井上馨や久坂玄瑞にまつわる品が展示されています。また、ゴールデンウイークの5月5日にはギャラリートークも行われます。一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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