令和3年4月28日(水)~令和3年8月30日(月)まで山口市菜香亭にて企画展「毛利敬親と野田御殿」が開催されています。
現在、山口市菜香亭が建っている場所は明治初めに毛利敬親の隠居所として野田御殿が建設されることになりました。 しかし、建設中に敬親が亡くなったことで、野田御殿は本来の目的を果たすことはありませんでした。
前半では敬親に関わる事項をパネルとしてまとめています。
野田御殿は明治18年の明治天皇行幸や皇太子時代の大正天皇の宿泊所、皇太子時代の昭和天皇の宿泊所の予備として利用されました。
戦後、野田御殿は県の職員住宅へと生まれ変わります。御殿の面影を残していた蔵も平成3年には撤去されました。
なお、菜香亭創業者の齊藤幸兵衛も登場します。明治5年に天皇が下関を訪問した際、料理人として腕を振るっています。同じ頃に山口で旅籠屋を経営したとされています。
会場では野田御殿や県の職員住宅に関係する情報を募集しています。
一度ご覧になってはいかがでしょうか。