今回は大殿地区を飛び出してみます。
2月19日(土)10時より凌雲寺遺跡現地説明会が行われました。
当日はあいにくの小雨模様でしたが、およそ20人の方が来られていました。
まずはテントの中で説明を受け、その後は各自自由に遺跡を見学していました。
参加者の皆さんは係の方に色々と伺っていおり、興味の高さが伺えます。
凌雲寺は大内義興の菩提寺とされています。
廃寺になった時期は不明ですが、大内義長滅亡後とされています。
凌雲寺については文献資料が限られていることもあり、分かっていることはそう多くはありません。
出土遺物から禅宗寺院であるとされています。
凌雲寺跡は現在、棚田になっています。
江戸時代に山口を治めた毛利家は米の増産を行っていました。
海側は開作(干拓)をして耕地面積を増やし、山は棚田にして増産を図りました。。
凌雲寺が田の下にあるのはこのためです。
来年度以降も発掘が続くようです。
こういった発掘作業には地元や歴史に関係を持つ方の支援が必要です。
大内氏に関心のある方は是非とも興味を持っていただきたいと思います。。
凌雲寺の全貌が早く分かることを願って終わりにいたします。