5月28日~6月4日まで一の坂ホタル観賞weekでした。
特に28日はほたる祭りでした。
コロナ禍によってほたる祭り自体、3年ぶりとのことです。
徐々に日常が戻ってきています。
ほたる祭り当日は多くのお客様が訪れていました。
この日は蛍は見つけることは出来ませんでした。
1日に一の坂川を訪れた際に蛍を1・2匹見つけましたが写真撮影には失敗しました。
さて、話題を28日に戻します。
この日、山口市ふるさと総合伝承センターでは大殿小学校児童による展示が行われていました。
児童による蛍の作品です。多くの蛍が飛び交う物もいいですが、ひとつ・ふたつと数が少なくても風情があります。
こちらは団扇の表面に児童の俳句が記されています。素直な心が詠まれています。
こちらには和歌が詠まれています。和歌と言えば大内政弘は拾塵和歌集を残していますが、
ふるさと総合伝承センターの周囲には大内氏の和歌のうち、蛍を詠みあげたのが飾っていました。
その他、伝承センターで行われた教室の作品展示、販売なども行われていました。
およそ千年前にも「夏は夜。 月の頃はさらなり。 闇もなほ。 蛍の多く飛び違ひたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。 」(『枕草子』 第一段)と言われたように蛍が見える風景を子々孫々まで引き継がなければと思うとともに、コロナ禍がこのまま収束してほしい今日この頃です。