菜香亭・八坂神社エリア
今八幡宮は大内氏が山口を本拠にする以前からあったとされる古社で、1471(文明3)年、大内政弘が朝倉八幡宮をこの地に移して合祀しました。現在の社殿は1503(文亀3)年に、大内義興が造り替えたものです。楼門・拝殿・本殿が一直線に配置され、これが渡廊で結ばれています。屋根は拝殿・楼門と共に、こけら葺きであり、虹梁に独特の様式が見られます。
拝殿は一間三面で、拝殿というより幣殿というべき性質のもので、虹梁や実肘木、両妻にある蟇股が独特の様式です。
楼門は左右翼廊付の五間二面で、床を張り、拝殿を兼ねています。このような楼門を拝殿に兼ねた造りは、大内氏の領国に独特な様式で楼拝殿造りといいます。
本殿・拝殿・楼門は、国の重要文化財に指定されています。
所在地 | 山口県山口市八幡馬場22 |
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アクセス | JR山口線山口駅から車約6分 |
駐車場 | あり |