大内文化まちづくり~甦れ歴史空間~|山口県山口市

乗福寺跡

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寺伝によると、乗福寺は1312(正和元)年に大内重弘が創建し、重弘の没後はその菩提寺となった臨済宗の寺院です。1334(建武元)年に後醍醐天皇の綸旨により勅願寺となり、1345(康永4)年には室町幕府により乗福寺の塔をもって周防国の利生塔にあてたとされます。
1520年ごろ火災で伽藍のほとんどを焼失し、大内義隆が再建しましたが大内氏滅亡後は著しく衰えました。乗福寺に伝わる文書から、大内義隆の外交文書を書いた禅僧、梅屋宗香ばいおくそうこうが同寺にいたことが明らかになっています。

近年の発掘調査では、朝鮮半島に由来を持つ龍や鳳凰の文様の瓦が出土しています。調査の結果、これらの瓦は朝鮮の技法によって日本で作られたものとわかりました。制作時期は14世紀後半、大内義弘のころと考えられます。

乗福寺跡出土瓦
乗福寺にある琳聖太子の墓
所在地 山口県山口市大内御堀301
アクセス JR山口線山口駅から車約10分
駐車場 あり

大内文化遺産マップ

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