大内文化まちづくり~甦れ歴史空間~|山口県山口市

興隆寺跡・梵鐘

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興隆寺は大内氏の祖・琳聖太子の創建と伝わる大内氏の氏寺で、大内氏全盛のころは非常に栄えましたが、大内氏が滅んだ後は衰え、明治のころには堂塔もなくなったと伝わります。

現在の興隆寺には大内義隆が1532(享禄5)年に寄進した梵鐘が伝わっています。総高が189センチ、口径が111.8センチの大きな銅鐘で、朝鮮鐘の影響を多く受け、乳の間四区の間に四天王、草の間に雲竜文様を鋳出すなど、随所に装飾がにぎやかにつき、大内文化ならではの京文化と大陸文化の融合を示しています。銘文から筑前葦屋(福岡県遠賀郡芦屋町)の大江宣秀の作であることがわかります。大江宣秀は、ほかに琉球国の梵鐘も制作しており、大内氏と琉球との交流の一端をしめすものとして知られています。

梵鐘は国指定重要文化財に指定されています。

興隆寺 中央の建物が妙見社です。
乳の間
雲龍模様
鐘撞堂全体像
趙秩が詠んだ山口十境詩の一つ、 「氷上滌暑」の碑が傍にあります。
所在地 〒753-0231 山口県山口市大内氷上5丁目15-5
アクセス
駐車場 あり

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