「 本神社は周防国二宮としてその起源は古く、大古出雲種族の佐波川流域への膨張発展に伴い、その祖神を鎮祭したものと考えられます。
鎮座は元正天皇の霊亀元年(715)と伝えられ、聖武天皇の天平9年(737)周防国二宮として勅許を受け、奈良時代の周防国正税帳にも、その神戸・神田の奉納が記述に見受けられます。
平安時代初期の延喜式神名帳(927)に、周防国出雲神社二座として式内に勅撰されました。以降、延喜式内社として、摂政藤原氏をはじめ大内・毛利氏等歴代の領主、藩主の祈願所として厚い崇敬のもとに、徳地地方の総氏神として営繕護持されてまいりました。
明治33年旧県社に列格、第二次大戦後も大古より受け継がれた氏子崇敬者の伝統的敬神崇祖の念は厚く、当地方はもとより県内でも希有の古社として現在に至っております。」
(案内看板より)
出雲神社の手水。龍の口から水がでている立派なものです。
「 神饌水
この水は社叢(神社の森)の麓の湧水です。本神社の秋の大祭には古来より伝統的な特殊神事
●七曲(ななまがり)
●七拾五膳(しちじゅうごぜん)
と云う特殊な御神饌を献供する神事があります。
この特殊な御供えを調理する際には必ずこの水を使用して調理します。そうしたことから神饌用の浄水(清らかな御神水)として大切にされています。またこの湧水は、湧水量は多くありませんが昔からどんな干ばつの年でも絶えた事は無く、近在の人々にも「神宮寺(出雲神社の社坊)の名水」として親しまれてきました。
式内勅撰壱千七拾五年式年大祭斉行にあたり御参拝の皆様にご紹介する次第であります。」 (案内看板より)
「二の宮の大杉
町指定記念物
昭和33年11月3日指定
指定地山口市徳地堀字二の宮
杉は日本特産で一属一種、本州(青森県以南)四国、九州(屋久島まで)自生する。この大杉は根元の周囲12.5メートル、高さ43メートルの直立した老樹で、幹内に空洞は見られず、樹勢はなお盛んである。
北側は社叢が密のため枝は南に偏している。古くから『高杉大明神』ともよばれ神木として大切に保護されて来たものである。」 (案内看板より)
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